新築の集合住宅ではコー ジェネレーション等の高効率な設備システムを導入した事例も見られるが、既存集合住宅の場合には改修時の設備更新等の事例は少ない。本研究では、東京都の既存集合住宅にコージェネレーションシステムを導入することを前提とし、システムの設置場所の確保の点から導入可能量を推定した。設置場所別に、23 区の中で最も導入容量が大きいのは、敷地:世田谷区(41MW)、駐車場:大田区 (56MW)、屋上:大田区(75MW)となり、東京都における総導入可能量は敷地450MW、駐車場649MW、屋上896MWとなった。
- 論題
- 既存集合住宅を対象としたコージェネレーションシステムの導入可能性
- 著者
- 矢田麻衣, 劉正賢, 湯浅和博
- 掲載誌
- 日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.767-768,(一社)日本建築学会 ( 2010年7月 )