トピックス TOPICS

学校向け脱炭素Webアプリの開発と実証について

2022 年度の環境省事業「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」に参画し,”学校”というコミュニティ向けに Web アプリを用いて脱炭素意識の向上と行動変容ができないか,住環境計画研究所と共同で実証を行った。
Web アプリは,日替わりで脱炭素行動を提示し,実行するとポイントが取得できるような仕組みにしており,日替わりのミッションや取得ポイントによる個人・クラス間でのランキング掲載など,楽しみながら競争させるようゲーミフィケーションの要素を取り入れたウェブアプリを開発・提供している。
実証では,長崎県壱岐市の中学 2 年生を対象に 1 か月間,タブレットから Web アプリを利用してもらい,介入前後で脱炭素行動実施率が 15%。意識変容率が 12%向上したことが確認できている。
本実証で培ったノウハウをもとに,当社では社会実装に向けた実証スケールの拡大とサービス化の検討を進めている。

論題
学校向け脱炭素Webアプリの開発と実証について
著者
渡邊海人,南城 智貴,髙橋 流星,矢田 麻衣,岩本 和奏,池田 悠子
掲載誌
BECC JAPAN 2023

同じカテゴリの最新記事

令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査の結果(速報値)が公表されました

環境省では、家庭部門の詳細なCO2排出実態等を把握し、地球温暖化対策の企画・立案に資する基礎資料を得ることを目的に、平成29年度(2017年度)から... [続きを読む]

Behavioral Patterns in Home Energy Reports: Seasonal and Regional Analysis in Japan’s Varied Climates

To reduce carbon emissions in the residential sector, it is important to promote energy-efficient behavior among consumers. Home Energy Repo... [続きを読む]

ナッジを活用したチラシによるデマンドバス利用促進実証

(1)目的 北海道では運輸部門の温室効果ガス排出量のうち自家用車を含む自動車からの排出が多くを占めており、公共交通... [続きを読む]

「BECC JAPAN 2024」にて報告を行いました

2024年9月19日(木)に開催された、BECC JAPAN 2024(東京大学生産技術研究所)にて、研究所長の鶴崎と、研究員の小林が報告を行いました。 https://... [続きを読む]

弊社が実施した「令和5年度 脱炭素社会に向けた行動変容促進事業」の報告書が北海道のWEBサイトで公表されました。

住環境計画研究所が令和3年度・令和4年度に引き続き受託・実施いたしました「令和5年度 脱炭素社会に向けた行動変容促進事業」の報告書が北海道のWEB... [続きを読む]

住環境計画研究所

営業時間 9:30 – 17:30
TEL:03-3234-1177
お気軽にお問合せください