本研究では、低負荷型ライフスタイルの実行度によりライフスタイルを標準型と節約型に設定し、 太陽光発電、太陽熱温水器、電気自動車を導入した際のエネルギー消費量の削減可能性とエネルギー自給率を明らかにした。CASE1を系統電力と都市ガスを使用する従来型、CASE2を3.45kWの太陽光発電、CASE3を2.45kWの太陽光発電と太陽熱給湯器、CASE4を3.45kWの太陽光発電と電気自動車を導入したモデルと設定し、CASE1とCASE2~4を比較した際の自給率を算定した。ライフスタイル標準型の場合、冬期ではCASE3、CASE4 共に自給率25%、節約型の場合 CASE4 の 52%が最も自給率が高い結果となった。8 月の場合は給湯需要が小さいため、標準型、節約型共にCASE4 の自給率が高く、30%となった。
- 論題
- 目黒区における住宅のエネルギー消費量の削減に関する研究 第3報 エネルギー消費量の削減可能性
- 著者
- 矢田麻衣, 朴省俊, 湯浅和博, 藤井修二, 中野陽一郎
- 掲載誌
- 日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.697-698,(一社)日本建築学会 ( 2012年9月 )