都市の低炭素化において、地区・街区内でのエネルギー負荷の集中、用途の混在を利用したCHPなどの高効率の分散型電源による地域エネルギー供給の導入が有効に機能するとされている。これまでのところ、市街地構成と連動しながら、最適な規模で運用するエネルギーシステムのあり方は明らかではない。そこで、本研究は、CHP導入によって実現する最適な市街地のあり方を明らかにすることを目的とする。本研究の結果、以下2点の必要性が考えられた; (1)エネルギー負荷平準化と連動した用途別建物床の検討, (2)空間・時間的な拡がりを意識したエリアマネジメントとエネルギーマネジメントの連携
- 論題
- エネルギー供給システムからみた最適市街地のあり方に関する研究: コージェネレーションに着目して
- 著者
- 石河 正寛, 村木 美貴, 菊地 啓
- 掲載誌
- 都市計画論文集, 47(3), 937-942, 2012.