トピックス TOPICS

エネルギー供給システムからみた最適市街地のあり方に関する研究: コージェネレーションに着目して

都市の低炭素化において、地区・街区内でのエネルギー負荷の集中、用途の混在を利用したCHPなどの高効率の分散型電源による地域エネルギー供給の導入が有効に機能するとされている。これまでのところ、市街地構成と連動しながら、最適な規模で運用するエネルギーシステムのあり方は明らかではない。そこで、本研究は、CHP導入によって実現する最適な市街地のあり方を明らかにすることを目的とする。本研究の結果、以下2点の必要性が考えられた; (1)エネルギー負荷平準化と連動した用途別建物床の検討, (2)空間・時間的な拡がりを意識したエリアマネジメントとエネルギーマネジメントの連携

論題
エネルギー供給システムからみた最適市街地のあり方に関する研究: コージェネレーションに着目して
著者
石河 正寛, 村木 美貴, 菊地 啓
掲載誌
都市計画論文集, 47(3), 937-942, 2012.

関連資料

同じカテゴリの最新記事

Behavioral Patterns in Home Energy Reports: Seasonal and Regional Analysis in Japan’s Varied Climates

To reduce carbon emissions in the residential sector, it is important to promote energy-efficient behavior among consumers. Home Energy Repo... [続きを読む]

ナッジを活用したチラシによるデマンドバス利用促進実証

(1)目的 北海道では運輸部門の温室効果ガス排出量のうち自家用車を含む自動車からの排出が多くを占めており、公共交通... [続きを読む]

ユーザー視点から期待される今後のヒートポンプの役割についての検討 その2

我が国では2050年カーボンニュートラルに向けて、更なる省エネの徹底及び脱炭素への移行が求められている。一方で2024年5月21日閣議決定の第六次環境... [続きを読む]
お知らせ 論文

「図解でわかる次世代ヒートポンプ技術~カーボンニュートラルを実現する冷温熱利用技術~」出版

早稲田大学基幹理工学部の斎藤潔教授が会長を務める、早稲田大学次世代ヒートポンプ技術戦略コンソーシアムが、著書「... [続きを読む]
論文

家庭の燃料種別エネルギー消費量に関する回帰モデルを用いた市区町村別推計の試み

家庭CO2統計の調査票情報等を利用した回帰モデル推計により,市区町村別燃料種別の世帯当たり家庭エネルギー消費量の推定を試みた。世帯当... [続きを読む]

住環境計画研究所

営業時間 9:30 – 17:30
TEL:03-3234-1177
お気軽にお問合せください